両親が共働きで小さな頃から祖母に可愛がられて育った私は、誰もが認めるおばあちゃん子でした。祖母を訪ねてくる友達も含め、お年寄りと一緒に長い時間を過ごすことが多かった私にとって、福祉の道へ進むことはごく自然なことでした。
専門学校に通い勉強する中で、実際の仕事を経験してみたいと思った私は、思い切って働いてみることにしました。平日は学校があるので、土日に働ける職場を探していた時に、訪問介護の求人を見つけました。未経験者OK、未資格の方も可能との言葉に勇気づけられた私は、さっそく土日のアルバイトを始めました。
実際に働いてみると、色々な方がいて、学校で学んだ知識だけでは分からないことがたくさんあります。利用者さんの性格やその日の体調を見ながら接することも難しく、初めのうちは先輩のヘルパーさんや、会社の方に仕事のやり方や悩みを相談することが多かったです。
お一人おひとり、生活のしかたも違うので、仕事の時にはいつもメモを取り、たくさんお話ししながら、少しずつ時間をかけて仕事を覚えていきました。
私の場合、利用者さんから家事を教えてもらうことも多く、今ではとても楽しく仕事をしています。
将来的には資格を取得して介護のプロとして働くことが私の夢です。また住み慣れた家の中でも利用者さんにとっては危険な場合があることも分かったので、福祉環境コーディネーターの勉強もしてみたいと思っています。
福祉の道へ進みたいと思っている方は一度お仕事をしてみると良いと思います。