子供が幼稚園に入り、周りのママ友が次々と職場復帰していく中、何となく焦る気持ちで眺めていた求人雑誌で今のお仕事を見つけました。
ぱっと目をひいたのが、未経験者OK、自分の好きな時間、都合に合わせて選べる勤務日、勤務時間という言葉でした。子供が園にいる隙間時間に働きたい私にはぴったりです。
しかし経験のない福祉の仕事です。近所に訪問介護の仕事をしている人がいたと思い出し、どんな仕事か聞いてみました。その方によると、訪問介護の仕事は家から利用者さん宅に直行し、仕事終わりに直帰できるので隙間時間を使って働ける、仕事の内容も主婦には向いているとのことでした。それなら出来るかもと思った私は、勇気を出して介護の仕事に飛び込みました。
料理には自信があったので、当然うまく出来ると思っていた生活援助のお仕事でしたが、意外に大苦戦しました。ご高齢の利用者さんの中には持病をお持ちの方も多く、糖分や塩分を控える必要があったり、歯が悪い、呑みこみづらいなどの理由で、食材を細かく刻んだり、とろみをつけたりと、人により調理法を工夫する必要があったからです。また、味の好みも色々で、薄い濃いなど、利用者さんの嗜好にも配慮しなくてはなりません。
思いきりつまずいてしまった私ですが、その後は試行錯誤して、今では美味しいと喜んでいただける食事を作れるようになりました。心なしか料理の腕も上がったように思います。これからも利用者さんに喜んでいただけるよう頑張っていきたいです。